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派遣社員の多くの方は時給でお仕事をされています。

中には月給制の派遣社員の方も極まれにいますが、日給などで働く方はまずいません。

 

 

派遣の給与は安いと言われていますが、どれぐらい経費が掛かるのかを理解してもらえれば、特別安いわけではないという事がわかってもらえると思います。

また、質問で多い派遣は時給が上がらないと言われていますが、そんな事は有りません。

その時給を上げる方法も、ここでは紹介しましょう。

 

派遣社員の給与は安い?派遣会社のピンハネがひどい

人材派遣の営業をしていると良く言われる事の一つに

「派遣会社がたくさん中抜きしているから派遣社員の給与は安い」

と言われていますがこれは誤解です。

 

 

派遣会社が派遣先と契約している単価から派遣社員の給与を支払う事になるのですが、どれぐらいの割合でお支払しているのかその内訳を説明しましょう。

 

もちろん、かなり極秘の情報ですから、誰にも言わない様にして下さいね。

 

 

派遣社員の時給はどうやって計算されるの?

派遣社員の時給は、ご存知の通り派遣会社は派遣先と契約した単価の中から決められます。

仮に2,000円で人材派遣を行うとします。

 

 

基本的に時給はこの請求金額の7割~7.3割ぐらいを目標に計算する事になりますので、

数字を当てはめると、1400円~1460円あたりになります。

 

 

「600円も中抜きするなんて、派遣会社とりすぎぃぃぃぃぃぃ」

と言われるのは、この時点で計算をしてしまっているからではないでしょうか。

 

 

しかし、まだ必要経費はこれだけではありません。

一番大きいものに社会保険や雇用保険などの保険料の支払いがあります。

 

 

時給1460円の人が月~金まで8時間勤務をすると、月額で約233,600円になります。

これを社会保険料率に当てはめると、

健康保険12,120円

厚生年金21,960円

34,000円近くもかかる事になります。

 

 

また、雇用保険、労災保険などもかけていますので、毎月派遣会社の負担は大きい事がわかってもらえると思います。

 

他にも有給休暇、健康診断、福利厚生、教育訓練などなど、派遣会社のする事が意外と多く、派遣社員一人当たりに対して経費が掛かっているのが現状です。

 

 

その為、最終的に残るのは請求金額の3~5%程度だと言われています。

 

 

この様に派遣社員の給与が安いのは派遣会社の中抜きがひどいのではなく、

派遣社員にかかる経費が高いため、金額を上げれない現状が有ります。

 

 

中には保険も掛けずにピンハネする派遣会社も有るのはあるんですが・・・

それはブラックという事でここでは触れません。

 

 

派遣社員が時給を上げる方法はあります。

派遣社員は時給が上がらないと言われていますが、そんな事は有りません。

当社でも、毎年時給が上がる人と上がらない人はいますが、上がる人の特徴を紹介しておきましょう。

 

仕事熱心

時給アップのカギは、「まじめに仕事に取り組む」まずはこれに限ります。

言われた仕事はすぐに処理する。

早く覚える。

だらだらしたり、無駄なおしゃべりをしない。

仕事をする上で当たり前ですが、意外と出来ていない人が多いです。

 

どこか、「派遣社員だからこれぐらいいいだろう」という気持ちの方がいるのは事実ですからね。

 

スキルアップしている

目に見えてわかる資格を取る事はとてもいいことです。

「スキルアップしているので時給を上げて下さい」と交渉もしやすくなりますからね。

 

しかし、ここでいうスキルアップは何も資格だけではありません。

今している業務についてのスキルアップも必要です。

 

「この仕事は正社員よりも派遣社員の○○さんの方が詳しい」

この様になれれば、あなたはその派遣先でも重要な役割を担えます。

 

派遣社員に聞かないとわからない状態は、本来は派遣の趣旨からは外れていますが、それぐらい必要とされる人材になれば、文句なしで時給アップが望めるでしょう。

 

コミュニケーション能力が高い

人付き合いは仕事の上ではやはり大事です。

一匹狼で派遣社員が仕事をしても、周りは扱いづらいだけですからね。

 

周りの社員の方などと、コミュニケーションをとって信頼を増やす事も大事です。

 

与えられた仕事だけしかしない派遣社員は不要な時代ですから、

「派遣は時給が上がらない」と嘆く前に、自分の業務態度を見直してみましょう。

 

 

それでも派遣社員の時給アップはほんの少しだけ

派遣社員の時給を上げる方法を紹介しましたが、これだけ頑張っても非常に残念な事に、上がる金額はほんのちょっとだけです。

 

「時給が10円でも上がればありがたい」と思ってもらえればありがたいのですが、時給アップはやはり10円から20円の範囲でしか難しいのは否めません。

 

時給が10円上がっても、1日80円、1ヶ月1600円にしかなりませんからね。

いつ契約が切られるかわからない派遣社員という立場でありながら、時給も安いのは本当に危険な状態だと、現役で人材派遣の営業をしている私はいつも思っています。

 

 

昇給も少ない、契約もいつまで続くかわからないのであれば、「派遣社員は時給が安いうえに上がらない」「どうにかして時給を上げてもらえるようにしたい」このようなストレスを抱えながら仕事をするよりも、いっそのこと正社員のお仕事を探してみてはいかがでしょうか。

 

 

正社員なら昇給もボーナスもあるので、はじめはまだそんなに高い給料が望めなくても、年数を重ねていくうちにどんどん上がっていきます。

 

 

しかも、正社員ですから、ある日突然、契約終了を言い渡される事なんてありえません。

 

 

派遣の時給は安い、時給が上がらないと嘆く前に、正社員へチャレンジしてみましょう。